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エルヴィス・コステロ『Get Happy!!』― 衝動を設計する

エルヴィス・コステロ は、パンク以後の時代に登場しながら、その延長として語るには収まりきらない音楽家である。初期にはニューウェーブの文脈に位置づけられることが多かったが、彼の仕事を決定づけているのはスタイルではない。むしろその本質は、曲の...
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ダミアン・マーリー『Welcome to Jamrock』― 内側から広がるレゲエ

ジャムロックの位置 Damian Marleyは、レゲエの象徴的存在である ボブ・マーリー を父に持つアーティストであり、ダンスホール以降の感覚とヒップホップ的な要素を取り込みながら、現代的なレゲエのあり方を更新してきた存在...
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クラッシュ『London Calling』、ポリス『Reggatta de Blanc』― 音楽における混成

衝動と設計 『ロンドン・コーリング』と『白いレガッタ』を並べて聴くと、同じ時代に、同じようにレゲエやスカといった外部の要素を取り込みながら、まったく違う種類の音楽が生まれていることに気づく。違いはジャンルではなく、混ざり方の順序にあ...
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XTC『Black Sea』― プレモダンの幸福

制度を透過して鳴る音 XTCの「ブラック・シー」を聴いていると、次から次へと新しいアイデアが現れて、アルバム全体がとても豊かに感じられる。曲ごとに表情が違い、展開や音の質感にも変化があるのに、不思議と難しさや構えた感じはなく...
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レディオヘッド『Kid A』からケンドリック・ラマ―『To Pimp a Butterfly』、そしてその間に広がった音楽 ― 溶解から配置へ

2000年前後、音楽の中で起きていた変化は、単なるスタイルの更新ではなかった。それは、主体・感情・時間・構造といった、音楽を成り立たせてきた前提そのものが、ゆっくりと揺らぎ始める出来事だった。 その起点のひとつとして考えられるのが、...
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ヴァンパイア・ウィークエンド:『Vampire Weekend』『Contra』『Modern Vampires of the City』― ズレる身体と好奇心

ヴァンパイア・ウィークエンド(Vampire Weekend)の音楽は、混成がすでに前提となった時代において、その先にある感覚を提示している。そこでは異なる文化や様式はもはや衝突せず、最初から同じ平面に並び、配置されるものとして扱われる。...
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リンキン・パーク:『Hybrid Theory』『Meteora』― 混成の内部化と王道の再設計

2000年代に登場したLinkin Parkの音楽は、ロックにおける「混ぜ方」を大きく変えた。代表作『ハイブリッド・セオリー』『メテオラ』で聴けるのは、ロック、ヒップホップ、エレクトロニクスの融合である。けれど重要なのは、それが「混ざって...
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ずれたビートの発明:ミッシー・エリオット『Supa Dupa Fly』とティンバランド『Tim’s Bio: Life from da Bassment』

1990年代後半以降のポップミュージックのサウンドを語るとき、Timbaland の名前は避けて通れない。ヒップホップのプロデューサーとして登場した彼は、やがてR&Bやポップの領域にも進出し、独特のビート感覚によって時代の音を作り...
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トーキング・ヘッズ『Naked』― 身体だけが残った音楽

Talking Headsの最終作『ネイキッド』は、ロック史の中ではやや扱いにくい位置に置かれている。革新の象徴として語られることの多い『リメイン・イン・ライト』に比べ、この作品は決定的な「出来事」として記述しにくい。しかしそのこと自体が...
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ナズ×ダミアン『Distant Relatives』―「正しさ」の再設計

遠い祖先と現在の身体 ヒップホップはしばしばアフリカへと遡る文化として語られる。しかしその始まりは、もっと具体的で即物的な場所にある。ブロンクスのパーティで、DJクール・ハークのようなDJたちは、生演奏ではなくレコードを使...
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