コラム・アート概論

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コラム44:抽象表現主義は、どのように「歴史」になったのか

大量流通の時代に、価値を残すということ 抽象表現主義を振り返るとき、私たちはしばしば作品そのものの強さについて語る。 ポロックの身体的なドリッピング。ロスコの色面。ニューマンのジップ。デ・クーニングの激しい筆触。 出典...
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コラム43:純粋性という保存技術 Ⅱ ─ ホワイトキューブという保存容器

空間を保存する 抽象表現主義が絵画そのものを純化し、その価値を未来へ保存しようとした運動だとすれば、それを受け止める展示空間にもまた、同じ思想が現れていた。 それが「ホワイトキューブ」である。 白い壁、均質な照明、静か...
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コラム42:純粋性という保存技術 Ⅰ ─ 抽象表現主義という真空パック

絵画を保存する 美術史を学ぶと、多くの場合、抽象表現主義は近代絵画の頂点として語られる。 確かにその評価には十分な理由がある。ポロックやロスコ、ニューマン、デ・クーニングらは、画面や色彩、身体性、空間、支持体といった絵画そのも...
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コラム41:純粋性という理想 ─ 日本における抽象表現主義の受容

日本では、抽象表現主義はしばしば「絵画の純粋性」を追究した運動として紹介されてきた。その背景にはクレメント・グリーンバーグの形式主義があり、日本では藤枝晃雄をはじめとする批評家たちがその思想を積極的に紹介した。 出典:Artpedi...
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コラム40:文化になる思想 Ⅲ ― 受容という創造

思想はどのように文化になるのか ここまで、日本文化には、外からもたらされた概念や思想を形式へと翻訳する傾向があること、そして現代アートもまた、「問い」より「返し」として受容されやすい側面があることを見てきた。 そこで最後に考え...
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コラム39:文化になる思想 Ⅱ ― 現代アートを「返し」の歴史として読む

問いはどこへ消えたのか 日本文化には、外からもたらされた思想や概念を、そのまま保持するのではなく、生活や制度、形式へと翻訳する傾向があり、それが前章で述べた「概念の工芸化」を支える文化的な土壌になっていることを述べた。 この視...
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コラム38:文化になる思想 Ⅰ ― 現代アートは、なぜ日本で「形式」になるのか

現代アートは、しばしば「概念の芸術」と呼ばれる。 しかし実際には、概念そのものが作品なのではない。 作品とは、ある思想や問題意識を、どのような形式として世界に現すかという試みである。 出典:Artpedia/マルセル・デ...
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コラム37:世界への触れ方──形式・認知・AI時代 Ⅲ

後編 AI時代の絵画──遅さが生む認知 画像生成AIやデジタルツールの発達によって、イメージはほとんど瞬時に生成され、制作のプロセスは極端に短縮された。こうした高速化は創造の自由を広げるように見えるが、その裏側には別の工芸化が潜んで...
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コラム36:世界への触れ方──形式・認知・AI時代 Ⅱ

中編 技術の工芸化、概念の工芸化 芸術はしばしば「新しい認知」を生み出す営みとして語られる。しかし、その新しさも時間が経つにつれて制度化され、やがて再現可能な技術へと変わっていく。写実絵画では、構図や描写力、色彩の精度、完成度が評価...
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コラム35:世界への触れ方──形式・認知・AI時代 Ⅰ

前編 世界に触れる方法としての形式 芸術とは、世界への触れ方を発明する営みでもある。 人は世界を認知し、その認知を形式として定着させることで、新しい世界の見え方を他者へ開いてきた。 世界をどのように認識するのか。その認知...
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