コラム・アート概論

ひとつにしない絵画Ⅱ ─ 新しさの地層

エラーと呼び込みから生まれるもの では、完成度の高い画像が、複数の時間を一つの強いイメージへと圧縮していくとしたら、新しさはいったいどこから生まれるのだろう。 かつての美術では、「新しい形をつくること」が新しさの大きな基準にな...
コラム・アート概論

ひとつにしない絵画Ⅰ ─ イラスト化

画面から時間が消えていくとき 「絵画」と「イラストレーション」は、かつて比較的はっきりと区別されていた。 絵画は、画家自身の動機から出発し、それ自体が目的となるもの。イラストレーションは、文章や商品、物語など、何か別のものを伝...
音楽

メトロ・ブーミン『A Futuristic Summa』─ 鎧を脱いで、もう一度パーティーへ

メトロ・ブーミン(Metro Boomin)の『ア・フューチャリスティック・サマ(A Futuristic Summa)』を聴いていると、少し意外な気持ちになる。 出典:Artpedia/メトロ・ブーミン「ア・フューチャリスティック...
音楽

フューチャー × メトロ・ブーミン『WE DON’T TRUST YOU』 ─ 二人になると、自由になる

フューチャー(Future)の低い声の下で、メトロ・ブーミン(Metro Boomin)の808が鳴る。 重く暗いのに、二人が組むと音楽は窮屈にならず、むしろ自由になる。 トラヴィス・スコット『ユートピア』の「多方向へ広がる自...
音楽

トラヴィス・スコット『Utopia』─ 世界を生成するためのプロトコルとしての音楽

トラヴィス・スコット(Travis Scott)の『ユートピア(Utopia)』を聴いていると、まず感じるのは「新しい音」というより、音楽の組み方そのものが変わったという感覚だった。 出典:Artpedia/トラヴィス・スコット「ユ...
音楽

メトロ・ブーミン『Not All Heroes Wear Capes』とトラヴィス・スコット『ASTROWORLD』 ─ 感情の構造物をつくる

メトロ・ブーミン(Metro Boomin)の『ノット・オール・ヒーローズ・ウェア・ケイプス(Not All Heroes Wear Capes)』と、トラヴィス・スコット(Travis Scott)の『アストロ・ワールド(ASTROWO...
音楽

ジェイ-Z『4:44』─ 競争の外側で生まれた“静かなラップ”

ジェイ-Z(JAY-Z)の『4:44』は、彼のキャリアの中でも特異な位置を占める作品だ。 『アメリカン・ギャングスタ―』では、社会のなかを生きる男の姿を描いた。 『ウォッチ・ザ・スローン』では、カニエ・ウエストとともに成功と富...
音楽

ジェイ-Z & カニエ・ウエスト『Watch the Throne』― 快楽を完成させる

ジェイ-Z(JAY-Z)と カニエ・ウエスト(Kanye West)の『ウォッチ・ザ・スローン(Watch the Throne)』を聴いていると、ある種の異様な「気持ちよさ」に気づく。 音が大きい。ビートが強い。サンプリングが細か...
音楽

ジェイ-Z『American Gangster』― 風化しないヒップホップ

ジェイ-Z (JAY-Z)の『アメリカン・ギャングスタ―(American Gangster)』を聴くと、まず感じるのは、その不思議な「古びなさ」だ。 出典:Artpedia/ジェイ-Z「アメリカン・ギャングスタ―」 『ブルー...
音楽

ナズ『God’s Son』『Hip Hop Is Dead』『Life Is Good』─ 伝説なのに、けっこう俗っぽい

ナズは、デビューした瞬間から伝説になった。 『イルマティック』はストリートの現実を描いたアルバムだった。けれど、その現実はあまりにも美しく、言葉もあまりにも鋭かった。 ナズのラップは、路上の出来事をそのまま吐き出すというより、...
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