アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝95 ~キャリントン 編

レオノーラ・キャリントン - 静かな開示としての閉じた世界 レオノーラ・キャリントンの絵画には、閉じた世界が静かに開かれていく気配がある。そこに描かれる室内や儀式的な人物、奇妙に変形した動物や女性像は、外界の現実を写し取るというより...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝94 ~ゴラブ 編

レオン・ゴラブ ― 信じる身体、時代の残像と制作の射程 レオン・ゴラブは20世紀後半の美術史のなかで特異な立ち位置を占めるアメリカの画家である。具象表現主義に属しながら、戦争・暴力・権力・人間の身体というテーマを大画面で真正面から描...
音楽

ソニック・ユース:『Daydream Nation』『Goo』『Dirty』『Experimental Jet Set, Trash and No Star』~ 探り、逸脱、統合の音楽

1970年代後半から1980年代にかけてのニューヨークは、音楽と美術の境界が曖昧な場所だった。クラブやライブハウスにはパンクやポストパンクのバンドが集まり、ギャラリーやDIYスペースでは前衛美術やパフォーマンスが日常的に行われていた。この...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝93 ~キッペンベルガー 編

露出と空洞のあいだで ─ マルティン・キッペンベルガーを参照点として 出典:Artpedia/マルティン・キッペンベルガー 軽さが深さに触れる地点 マルティン・キッペンベルガーの作品を前にすると、多くの場合、判断の足場が...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝92 ~エヴァンス 編

ケリス・ウィン・エヴァンス ― 解けない優雅さの持続について 出典:Artpedia/ケリス・ウィン・エヴァンス 初見の印象と空間体験 ケリス・ウィン・エヴァンスの作品を初めて目にしたとき、多くの観客はそのエレガントさに...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝91 ~ダーガー 編

内部世界の持続者 ― ヘンリー・ダーガーと非公開制作の現在 出典:Artpedia/ヘンリー・ダーガー 発見された世界 ヘンリー・ダーガーの名前が広く知られるようになったのは、彼の死後のことである。1973年、シカゴの小...
アート

コラム16:描いてしまうことのために ― 完成以前の時間とアートの倫理

作品になる前の時間 ― 描いてしまう行為の肯定 人が絵を描く最初の動機は、表現でも評価でもないことが多い。ただ手を動かしてしまうこと、描かずにはいられない時間がそこにあるだけだ。子どもが遊びの延長として線を引き、社会から一時的に距離...
音楽

統合から並置へ ― モス・デフ『The New Danger』を読む

『The New Danger』 正統の内部から現れた柔らかな緊張 1998年にタリブ・クウェリとのユニット、Black Starとして発表されたアルバムは、90年代ヒップホップのなかでも特異な位置を占めている。そこでは政治性...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝90 ~カウズ 編

空っぽな輪郭が世界を回る ― KAWSと最適化時代の身体性 KAWS(カウズ)のキャラクターを見ていると、作品というより、先に「流通の手触り」が立ち上がってくる。美術館なのか、ストリートなのか、ショップなのか。その区別が意味をなさな...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝89 ~村上隆 編

出典:Artpedia/村上隆 村上隆 ― スーパーフラットの祝祭と〈製作〉としての現代カツカレー 村上隆の作品世界は、しばしば「スーパーフラット」という言葉で語られる。しかしその内実を注意深く見ていくと、それは単なる平面性の...
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