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混ぜすぎた美術史 30 ~フランシス・ピカビア

フランシス・ピカビア(1879–1953、フランス) 崩れ続ける様式 一 貫性の解体 フランシス・ピカビアは、特定の様式にとどまることを徹底して拒み続けた画家である。スペイン系の父とフランス系の母のもとに生まれ、比較的自由な環...
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混ぜすぎた美術史 29 ~ジョルジョ・デ・キリコ

ジョルジョ・デ・キリコ(1888–1978、イタリア) 遅れてやってくる意味 ― 不安な空間 デ・キリコは、対象や形態を消し去るのではなく、それらをあえて残すことで、別の不安定さを引き出した画家である。彼の画面には、建物や彫像...
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混ぜすぎた美術史 28 ~ワシリー・カンディンスキー

ワシリー・カンディンスキー(1866–1944、ロシア) 音のような絵画 ― 形態の解放 カンディンスキーは、絵画が対象を描くという前提そのものを問い直した画家である。彼の絵画においては、風景や人物は次第に輪郭を失い、やがて明...
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混ぜすぎた美術史 27 ~パブロ・ピカソ

パブロ・ピカソ(1881–1973、スペイン) 崩れはじめた様式 ― 絵画の臨界点 20世紀初頭、世界はもはやひとつの視点から捉えられるものではなくなりつつあった。その変化を、いち早く絵画の中で引き受けたのがパブロ・ピカソであ...
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混ぜすぎた美術史 26 ~構造の解体と知覚の再編

崩れるカツカレー 異なる文化やイメージが混ざり合う状態が、ひとつの様式として整えられると、世界は一度、安定したもののように見えてくる。それらはそのままぶつかり合うのではなく、皿の上に盛り付けられるように配置される。それぞれの違いは保...
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混ぜすぎた美術史 25 ~モーリス・ドニ

モーリス・ドニ(1870–1943、フランス) 平面として定義される絵画 モーリス・ドニは、ナビ派を代表する画家であり、同時に理論家でもあった。彼の名前は、ある有名な言葉によって広く知られている。「絵画とは、戦場の馬や裸婦や何...
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混ぜすぎた美術史 24 ~グスタフ・クリムト

グスタフ・クリムト(1862–1918、オーストリア) 装飾が極限まで高められた絵画 グスタフ・クリムトは、19世紀末ウィーンを代表する画家である。彼の作品は、金箔と装飾に覆われた独特の画面によって知られている。 クリム...
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混ぜすぎた美術史 23 ~アルフォンス・ミュシャ

アルフォンス・ミュシャ(1860–1939、チェコ) 装飾として広がり、起源へと向かうイメージ アルフォンス・ミュシャは、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した画家・デザイナーである。彼はアール・ヌーヴォーを代表する存在と...
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混ぜすぎた美術史 22 ~ジェームズ・アンソール

ジェームズ・アンソール(1860–1949、ベルギー) 仮面と群衆のカツカレー ジェームズ・アンソールは、19世紀末の混成が制度として整えられていくその只中で、そこに入りきらないものを画面に引き戻した画家である。 彼の作...
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混ぜすぎた美術史 21 ~ ジョルジュ・スーラ

ジョルジュ・スーラ(1859–1891、フランス) 光を粒に分けて組み直す絵画 ジョルジュ・スーラは、印象派のあとに現れた画家である。彼はその表現をそのまま受け継ぐのではなく、いったん分解し、理性的に組み立て直そうとした。 ...
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