アート

アート

混ぜすぎた美術史 108 ~ジュールズ・オリツキー

ジュールズ・オリツキー(1922–2007、アメリカ) 人工的な霧をつくる ジュールズ・オリツキーの絵を見ると、まず不思議な感じがする。 色がある。 しかし、その色がどこにあるのか、よくわからない。 赤からピ...
アート

混ぜすぎた美術史 107 ~ケネス・ノーランド

ケネス・ノーランド(1924–2010、アメリカ) 円は何のためにあるのか ケネス・ノーランドの絵を見ると、最初に「なぜ円なんだろう」と思う。 同心円。赤、青、黄色、緑。 一見すると標的のようにも見える。 出...
アート

混ぜすぎた美術史 106 ~モーリス・ルイス

モーリス・ルイス(1912–1962、アメリカ) 誰にも見せずに、色をつくる モーリス・ルイスは、かなり変わった画家だった。 自宅の一室をスタジオにして、そこで一人で絵をつくった。 しかも、制作中の姿をほとんど誰に...
アート

混ぜすぎた美術史 105 ~カラーフィールド・ペインティング ─ 色を食べる絵画

抽象表現主義のあと、美術は、巨大な絵画に含まれていたさまざまな要素を分解し始めた。 ミニマル・アートは、形や構造を必要最小限まで削った。 コンセプチュアル・アートは、作品を物質からアイデアへと移した。 そして、アルテ・ポ...
アート

混ぜすぎた美術史 104 ~栄養機能食品としてのアートⅡ ─ アルテ・ポーヴェラ、トランスアヴァンギャルディア … 形式から歴史へ

しかし、ミニマル以後に取り出された栄養成分は、物質や空間だけではなかった。 もう一つ、重要なものがあった。 歴史である。 1960年代のアメリカ美術には、過去から距離を取り、新しい形式を生み出すことに強い価値が置かれてい...
アート

混ぜすぎた美術史 103 ~栄養機能食品としてのアートⅠ ─ アルテ・ポーヴェラ、シュポール/シュルファス、もの派 … 作品から場所へ

抽象表現主義は、絵画に多くのものを詰め込んだ。 色、身体、精神、偶然、時間。 それは、芸術家の身体そのものを、作品を生み出す装置にしたともいえる。ポロックの《ナンバー1A, 1948》では、身体の動きが画面全体に痕跡として残り...
アート

混ぜすぎた美術史 102 ~ヨーゼフ・ボイスとクリスト ─ 小籠包的カツカレー

世界を包む芸術 抽象表現主義は、絵画に含まれていたものを極限まで豊かにした。 色、絵具、身体、偶然、精神、時間。 一枚の画面のなかに、それらを全部入れてしまった。 しかし、その豊かさはやがて分解される。 ミニ...
アート

混ぜすぎた美術史 101 ~フルクサス ─ ポップコーンとコーラ、栄養?知りません

ミニマル・アートとコンセプチュアル・アートが、美術を成分分析していったとすれば、その横から突然、ポップコーンとコーラを持って入ってくる人たちがいた。 「栄養? 知りません。」 それがフルクサスだった。 1960年代初頭、...
アート

混ぜすぎた美術史 100 ~ミニマル&コンセプチュアルアート ─ 栄養機能食品としての美術

純粋性はなぜサプリメントになったのか 出典:Artpedia/ドナルド・ジャッド「無題」 抽象表現主義は、絵画という料理が最も豊潤になった瞬間だった。 そこには、絵具の物質感、作家の身体、制作の時間、無意識、精神性といっ...
アート

混ぜすぎた美術史 99 ~フィリップ・ガストン

フィリップ・ガストン(1913–1980、カナダ/アメリカ) 絵画は再び世界へ帰る ─ 純粋性のあとに残ったもの フィリップ・ガストンは、抽象表現主義の中心にいながら、その成功から自ら離れていった画家である。 1950年...
タイトルとURLをコピーしました