アート

アート

混ぜすぎた美術史 118 ~エルンスト・フックス

エルンスト・フックス(1930–2015、オーストリア) 古い幻想を、もう一度現在にする エルンスト・フックスの初期作品を見ると、まずその細密さに驚かされる。人物の髪や皮膚、装飾品、動物、植物まで、ほとんど顕微鏡で覗くように描...
アート

混ぜすぎた美術史 117 ~ルドルフ・ハウズナー

ルドルフ・ハウズナー(1914–1995、オーストリア) 絵画の空間からはみ出す幻想 ルドルフ・ハウズナーの初期の絵には、どこか神秘的で暗い空気がある。 夢や無意識、身体の内部を覗き込むような感覚だ。 ウィーン幻想...
アート

混ぜすぎた美術史 116 ~もう一つの現代性 ─ 見えない世界が増えていった時代

戦後の美術を考えるとき、まず目に入ってくるのは、進歩の物語である。 科学技術は急速に発展した。新しい素材、新しい機械、新しい通信手段が次々に登場し、人間はより速く、より遠くへ進めるようになった。宇宙開発、コンピューター、テレビ、ジェ...
アート

混ぜすぎた美術史 115 ~裂け目から、美術が広がり始める

ステラとラウシェンバーグ。 この二人を並べると、戦後美術の流れが少し違って見えてくる。 二人は、同じ方向へ進んだのではない。 ステラは、絵画の内部へ入っていった。 線、形、支持体、平面、色。 絵画を支えている...
アート

混ぜすぎた美術史 114 ~ロバート・ラウシェンバーグ

ロバート・ラウシェンバーグ(1925–2008、アメリカ) 世界を絵画に運び込む ラウシェンバーグは、絵画の中に世界を入れてしまった。 新聞、写真、印刷物、古い家具、衣服、タイヤ、動物。 出典:Artpedia/ロ...
アート

混ぜすぎた美術史 113 ~フランク・ステラ

フランク・ステラ(1936–2024、アメリカ) 純粋性を突き詰め、絵画を空間へ押し出す フランク・ステラは、抽象表現主義のあとに現れた画家である。 しかし、彼はその豊かな画面を受け継ぎながら、そこから徹底的に余計なもの...
アート

混ぜすぎた美術史 112 ~キメラ的カツカレーの発生 ─ 純化と混交、ステラとラウシェンバーグ

ここまで、美術はさまざまな方向へ進んできた。 抽象表現主義は、絵画に身体、時間、偶然、精神を持ち込んだ。 ミニマルは、そこから余分なものを削り、作品を構造へと近づけた。 出典:Artpedia/ロバート・ライマン「無題」...
アート

混ぜすぎた美術史 111 ~ジャック・ブッシュ

ジャック・ブッシュ(1909–1977、カナダ) ちゃらんぽらんな幾何学 ジャック・ブッシュの絵を見ていると、少し笑ってしまう。 幾何学的な形がある。 縦線。 横線。 矩形。 帯。 色面。 ...
アート

混ぜすぎた美術史 110 ~フリーデル・ズーバス

フリーデル・ズーバス(1915–1994、ドイツ/アメリカ) 色が、風景になる フリーデル・ズーバスの絵を見ると、最初は幾何学的な形が見える。 四角形。 直方体のような形。 赤、青、緑、黄色。 出典:A...
アート

混ぜすぎた美術史 109 ~ラリー・プーンズ

ラリー・プーンズ(1937–2025、アメリカ) 色が、物質になってしまう これ、いったい絵の具を何キロ使っているんだ? ラリー・プーンズの後期の絵を見ると、まずそんなことを考えてしまう。 画面には絵の具が盛り上が...
タイトルとURLをコピーしました