あーとむーす

音楽

固定化からの脱出――『エモーショナル・レスキュー』以後のローリング・ストーンズ

仮面としての声、編集としてのバンド 「正しいストーンズ」という幻影 ローリング・ストーンズは、あまりにも長く、あまりにも中心に居続けたがゆえに、「正しい姿」が存在するかのように語られてきたバンドである。『ベガーズ・バン...
音楽

フランク・ザッパの寸胴 ― 『One Size Fits All』と音楽創造の永久機関

名前のつく前から煮えていた鍋 フランク・ザッパの音楽を理解するうえで、「ジャンル」や「様式」から入ることは、しばしば本質を見誤らせる。ロック、ジャズ、現代音楽、フュージョン、あるいは風刺音楽といった呼び名は、いずれも後から貼...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝55 ~ピーター・マックス 編

幸福すぎる絵画 ― ピーター・マックスを語ることの危険について 出典:Artpedia/ピーター・マックス なぜ今、ピーター・マックスなのか ― 幸福が危険になる地点 ピーター・マックスを取り上げることには、いまなお微妙...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝54 ~ジム・ダイン 編

日常と詩情の手作りカレー ポップの周縁で続けられた手の運動 出典:Artpedia/ジム・ダイン ジム・ダインの作品には、同時代のポップ・アート作家たちとは異なる温度がある。ウォーホルが大量消費社会の冷ややかな反復を機械...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝53 ~ジェームズ・ローゼンクイスト 編

メディアと消費のカツカレー ポップの内側で肥大する画面 ジェームズ・ローゼンクイストの作品に向き合うとき、まず視界を圧倒するのは、あまりにも大量の既存イメージの奔流である。広告、雑誌、映画のスチル、日用品、漫画的断片。それらは...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝52 ~トム・ウェッセルマン 編

考える前に美味しい ― 欲望直結のポップとカツカレーカルチャリズム 出典:Artpedia/トム・ウェッセルマン トム・ウェッセルマンは、ポップ・アートの作家群のなかでも、最も「ど真ん中」に立ちながら、その中心性をほとんど無反...
音楽

配置の音楽、生命のプラットフォーム――バルトーク《弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽》について

この作品はいかにして魅力的なのか バルトークの《弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽》(1936年)は、20世紀音楽の中でも特異な位置を占める作品である。その魅力は、強烈な個性やわかりやすい前衛性にあるのではない。むしろ、聴き手が...
音楽

世界を聴く交響曲 ― マーラー《交響曲第3番》の現在性

ロマン派の外形に宿る「世界創造」 グスタフ・マーラーの《交響曲第3番》は、外形だけを見れば後期ロマン派の巨大交響曲である。長大な演奏時間、巨大な編成、声楽の導入 ― それらはベートーヴェン第九以後の伝統を明確に引き継いでいる。しかし...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝51 ~エルズワース・ケリー 編

現在性と瞬間的知覚装置 出典:Artpedia/エルズワース・ケリー 冷たさの正体 ― 表現以前で止まる絵画 エルズワース・ケリーの作品は、しばしば「冷たい」「デザイン的だ」と評されてきた。色は明快で、形態は単純、画面に...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝50 ~ピーター・ブレイク 編

コラージュがつくる文化の平等空間 出典:Artpedia/ピーター・ブレイク 英国ポップアートの精神史と、混淆文化としての美術の未来 ピーター・ブレイクの作品を前にすると、まず目に入るのは画面に漂う“リズム”である。雑誌...
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