2025-12

音楽

ジョン・コルトレーン《Africa/Brass》――カツカレーカルチャリズムの始まりとしての音響宇宙

《Giant Steps》という限界点の先で ジョン・コルトレーンが《Africa/Brass》を録音した1961年、彼はすでに“奏法”だけでは語り尽くせない地点に到達していた。《Giant Steps》で展開された高速転調...
音楽

リスト ― 超絶技巧の宇宙へ跳躍する魂

フランツ・リスト ― 協奏曲第1番と〈宇宙的身体〉の誕生 フランツ・リストほど、19世紀の音楽家のなかで“人間を超えた存在”として語られてきた人物は少ない。若くしてヨーロッパ全土を震わせるスターとなり、ピアノという楽器をほぼ完全に支...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝39 ~ヤンセン 編

ホルスト・ヤンセン ― 情報過多の時代にぽっかり開く“落とし穴”としての絵画 20世紀ドイツに生きたホルスト・ヤンセンの作品を前にすると、現代の美術鑑賞のリズムが一瞬止まる。SNSで流れ続ける画像の洪水、目まぐるしいメディア刺激、そ...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝38 ~フンデルトヴァッサー 編

フンデルトヴァッサー ― スパイラルの精神建築とカツカレーカルチャリズム的世界観 スパイラルが示す“世界のゆらぎ”――絵画に潜む精神の幾何学 フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーの作品を見つめると、まず意識をつかまえるのは...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝37 ~ラフォーリー 編

ポール・ラフォーリー ― 都市と無意識の曼荼羅を歩く画家 ポール・ラフォーリーほど、現代の都市文化と個人の内的宇宙を不思議なかたちで接続した画家は少ない。彼の作品は、建築、都市、機械、記憶、精神、SF的想像力が混じり合い、どこまで見...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝36 ~ベクシンスキ 編

ベクシンスキ ― 絶望のカツカレー、無意識の亡霊を煮込む ズジスワフ・ベクシンスキの絵画を前にした鑑賞者は、まずその「絶望的な風景」に圧倒される。荒涼とした大地、腐蝕した身体、崩れ落ちた都市の骨格――それらは世界の終わりを想起させる...
アート

カツカレーカルチャリズム画家列伝35 ~ウィーン幻想派:ハウズナー、フックス 編

ウィーン幻想派 ― 幻視の鍋で煮込まれた歴史的カツカレー 歴史・宗教・都市・心理を煮込む“幻視の鍋” ウィーン幻想派は、歴史、宗教、都市記憶、精神分析、個人心理、そしてウィーンという都市特有の“文化的分裂”を一枚の画面に煮込む...
音楽

ベートーヴェンのカレー ― 古典派が到達した“味”の深みと飛躍

モーツァルト的「白米」の時代から、ベートーヴェン的「カレー」の時代へ 音楽史を長い射程で眺めると、モーツァルトとベートーヴェンは「古典派の二巨頭」と単純に括れる存在ではなく、作品の生成原理そのものが全く異なる二つの宇宙を代表している...
音楽

モーツァルトという存在――白米の極限と、想念としてのカツカレー

白米の時代に生まれたモーツァルト――情報過多以前の創造環境  モーツァルトとは何だったのか。この問いは、天才神話に覆われた人物であるがゆえに、案外真正面から考えられてこなかった。あらゆる才能を「神が与えた」ものとして放置してしまうと...
アート

コラム6:構図という思考装置 ― ヴェネツィア派からポスト・イメージ時代までの視覚史

ヴェネツィア派絵画とフォトジェニック―「見ることの劇化」としての構図フィレンツェ派が構築した透視図的秩序は、観者の視線を一点に収束させ、理性による世界の把握を理想とした。だがティツィアーノやヴェロネーゼ、ティントレットといったヴェネツィア...
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